令和4(2022)年度助成金活動報告

イメージビジュアル
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3Dプリンターを使用した彫刻作品の制作

活動名称
3Dプリンターを使用した彫刻作品の制作
氏名
水上修人
名称
--
実施年度
2023年

助成を受けた活動の成果

今回の助成金を使用し3d プリンターにて彫刻作品を制作しました。制作した作品の資料とともに報告させていただきます。

助成金で購入した3D プリンターはELEGOO Saturn 2 です。このプリンターは非常に精細に印刷でき、比較的大きなサイズにも対応しています。

資料l
道端で息絶えていたスズメを剥製に仕立て、その剥製からスズメの幽霊が出ている作品です。以前からテーマにしているリアルとデフォルメの対比になっています。
死後の魂の形をデフォルメされた姿でイメージしてしまう事で、死というネガティブなイメージから逃れようとしている思いが自身の中にあるかもしれないと考えました。

資料2
自分の祖父が田舎に住んでおり、祖父の家にいる時と自分が住んでいる東京にいる時の感覚の違いなどを表現してみたく、作品にしました。
下部が田舎にいる時の感覚などを表して上部の自分が田舎を養分にして都会で育っている様子を表しました。
手足にリアリティを持たせる表現が出来ました。

資料3
テンの剥製とデフォルメのテンを比較した作品
リアルとデフォルメの差を体感するための作品です。どちらも言葉ではテンですが、全く別物なリアリティがあると思います。

資料4
祖父の家にかけられていた使われなくなった巣から巣立ったツバメたちに思いをはせれたら良いと思い制作した作品、3D プリンターは使用していませんが、期間中に制作した作品なので掲載します。

今後の予定
4月30日に村上隆氏主催のGEISAI20_23 に出展する予定です。
現代芸術信仰財団主催のCAF賞に応募する予定です。
この度、助成金をいただけたことで、自分がイメージしていた作品を制作することができました。感謝申し上げます。
今後も、新しいテクノロジーを使用した立体作品を制作していきたいと考えております。


作品-01

資料1 完成作品写真


作品-02

資料1 3D プリンタで印刷した状態


作品-03

資料2 完成作品写真


作品-04

資料2 3Dプリンターで印刷した状態


作品-05

資料2 塗装を施した状態


作品-06

資料2 3Dプリンターで印刷した状態


作品-07

資料2 塗装中の足


作品-08

資料2 塗装中の手足


作品-09

資料3 塗装前の作品


作品-10

資料3 完成作品


作品-11

資料4 燕の巣を使用した作品